「自由」とは弱者を守ることではない。

「自由」を追求しようとすると

「弱者を守ることを検討する」というフェーズを

通ることが多いと思うんです。

自由だから、多様性を認めて

あれもこれもOK!とした結果、

「強者と弱者」「上と下」「できる人とできないやつ」のように見える

違いが発生します。

そこでさらなる自由を追求しようとしたときに

「弱者・下・できないやつ」に当たる人たちが

不自由さを感じているだろうと推し量って

その人たちを守ろう、その人たちに何かしてあげよう、

そうしないと本当の自由にならない!と言う

気持ちになります。

少なくとも私は、そう考えやすいタイプ。

だけど

そういう弱者を守る試みだけが

「自由」に繋がる訳ではなくて

強者がより一層強くなれるような環境を作ることも自由への施策だと思うし

何より「強かろうが弱かろうが絶対的な安心感を持って生きられる場」と言うのが

私がオンライン・ママ大学で実現したいことです。

 

 

オンライン・ママ大学(OMU)では

講師陣との関係性にもものすごく「自由」を意識していて

受講料・クラス人数・開講日数など

全て各講師にお任せするシステムになっています。

その「自由」の中

当然ですが、売れっ子講師とそうじゃない講師が

生まれます。

オンライン・ママ大学は

現時点で全講師ほぼ平等に告知等をしていますので

その講師の元々の実績や集客力・集客熱量で

売れっ子になれるかどうかが決まると言って良いと思います。

売れっ子講師はオンライン・ママ大学の場を上手く活用する方法を

次々に考えて

どんどん事業を拡大していきます。

一方、売れていない講師たちは

なかなか申し込みが入らないなぁ〜と

みんな少なからずモヤモヤすることになります。

そんな状態で

オンライン・ママ大学側の私が最初にやりたくなってしまったのは

「売れていない講師を売れるように対策すること」でした。

ブランディングの仕方を教えようとか

売れるコピーライティングの研修導入しようとか

認定講師制度を設けようとか、

なんとかして「現状売れていない講師も含め全講師のお申し込みを増やす」ために

できることを考えようと言う思考になりました。

 

でも実はそれは

スピードを意識している私とっては

重荷とも感じられる思考で

やっていて何だか苦しさを感じるようになりました。

 

これはいかん!と気付いた!

 

なぜ弱者を守ろうとして苦しくなってしまったかと言うと

弱者は不自由であると勝手に設定して

その不自由を排除することこそが

その個人と場の自由に繋がると

これまた勝手に設定して

現状不自由な人たちを作り出し、解決(自由にすること)ができない私はダメなやつ、と

トンチンカンな苦しい設定を謳歌していたわけです。

もはや、苦しくなるための思考としか考えられないですね。

 

 

こういう思考(自分の設定)に気づくためには

日々自分を見つめることが最も大事だと思いますが

誰かに話してみるのも打開策の一つだったりします。

 

 

そこで、オンライン・ママ大学の中心運営メンバーや

他のプロジェクトでご一緒している人たちに

この苦しさを打ち明けてみたところ

ザクッと解決。

まず、「私は弱者を守りたいわけじゃない」と言う言葉が

何度も自分の口から出たのに

自分でも驚きました。

そうそう、個人が自由で在ることができる場を作りたいのであって

弱者を守ったり、できない人を教育したりしたいわけじゃないのです。

自由を実現するための

「弱者を守る」「できない人を教育する」

という面に関しては

それが得意な人に任せれば良いのであって。

必ず、その部分をやりたい人がいるはずなんですよね。

実際、私の仲間の中にもそこが得意でやりたいと言ってくれる人が現れました。

その面が不得意な私が、

スピードを落としてまで取り組むことじゃない。

 

便宜上、「弱者」や「できない人」という言葉を使いましたが

弱者やできない人が人間として劣っていると私は考えていません。

オンライン講師としては「できる人」に分類されるだろう私は、

みんなが難なくクリアする自転車の運転が上手くできませんし

最近通っている自動車の教習所ではすでに実車練習3時間延長(居残り)を

言い渡されてますからね・・・!笑

相当できないやつだし弱者でございます。

 

 

「自由」や「平等」と言うと

みんな仲良く手を繋いで同レベル!という状態を

私は無意識に想像してしまいがちだったんだなぁと

思いました。

そうじゃないって今は考えています。

弱者は当然、そのフィールドでは淘汰される。

それが自然。自然です!

抗うことができないやつです。

そして美しいです。

淘汰されるのが悪とも思いません。

きっと、新しい世界の扉です。

 

 

ということで

最近はこの「弱者を守る」と「自由とは」について

周りに引かれるほど考えていました。笑

これもまた、私の過去の経験がそうさせていると考えているので

その思い出話もまた書きます〜聞いてください〜!

 

 

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うちの自由人がスプーンで食べているのは

アイスではありません、

自家製の鮭フレークです。

魚がおいしい、八戸より。

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執筆者:MIKA TANAKA