「できる人」なんて、嬉しくなかった。

私は、「できる人」と言われたこともあるし

「できないやつ」と言われたこともあります。

 

 

自分で自分のことをできる人だと思ったことがない私は

「できる人」と評されると

なぜかちょっとイライラすることが多かったです、

2年ぐらい前までは。

「ミカさんは仕事ができるから、この大役をお願いしたいんです。」

というような言葉をいただいたときに、

「私の何を見て仕事ができると思ったんですか?」って

食ってかかったことがあるぐらいです。笑

 

 

毎日、私は自分自身に対して

なんで私はこんなにダメなやつなんだ、

なんでこんなにできないんだ、

なんで普通にできないんだ、って

深く悩み自分を責めながら生きていたんです。

その状態で褒められるとどう感じるかというと

自分と異なる意見をぶつけられ

自分を否定された感じがして、

絶対その褒め言葉を受け取れないんです!ほんとに!

自分を責めた状態でキープしようとしてしまって

褒められると困るのです。

もし自分ができる人だったら

その苦しい状態から脱しなきゃ行けなくなっちゃうから

なんというか、苦しみたくて苦しんでる、みたいな感じ。

褒め言葉に対しては、

その苦しみ状態を守ろうとする防衛反応?のようなものが出て

怒りが沸いちゃったりするんだよね。

 

 

なんでこのことを思い出したかというと

ふと、最近「できる」とか「できない」とか

考えなくなったなぁ〜と思ったからです。

できるできないっていう尺度が

全く頭にないのです。

できる人って言われたら素直に嬉しいし

できない人って評されたら普通にあちゃ〜って思います(笑)

それらの言葉に全くこだわってない今の状態は

とても心地よいです。

 

 

できる人、できない人、というものさしを私自身が重視することは

今後ないと思います。

自分のやりたいことに集中すると

自ずと消えていく尺度です。

これにこだわり過ぎている人はきっと苦しいので

やめた方がいいと思います!

と言いながら、

やめるのが簡単じゃないのも経験上わかっています。

負の感情が湧いたら、

なぜそう感じるのかを丁寧に見ていくことです。

それだけで変わっていきます。

縁あってこの記事を読んでくださったあなたが

「できる人」の呪縛から解放されますように!

執筆者:MIKA TANAKA