世界を変えるには「平均的な人」を幸せにする設計!

先週末、UMUを作ったDongshuo Liが来日し、

私たち日本チームに知識や哲学や今後のラーニングの潮流について

惜しみなくシェアしてくれました。

 

そこで印象的だった言葉の1つに、

「平均的な生徒にとって良いように」というものがあります。

 

「普通の人」というのは定義が難しいけれど

ある特定のフィールドで「平均的な数値の人」はいますよね。

その「平均的な人」にとって良いものを提供していくようにすることが必要、

というのは、本当にその通りだなぁと思います。

 

「先生っていうのは大体、成績がトップの人とワーストの人のことばかり気にする」

とも言ってた。

自分自身生徒としても、先生としても、これは同感。

成績が良かった学生時代に良くも悪くも特別扱いされたことがあったし、

成績が悪かったアメリカ留学初期に手厚い特別なフォローを受けたこともあります。

英語の先生としても、

やっぱり超できる人にはもっと!って思いますし

なかなか身につかない人には特別なフォローをします。

平均的な生徒には目を配ることは忘れないようにと思っていますが、

特別な対応をすることは少ないです。

私のような小規模な英語講師でもそうなのだから

何十人、何百人と生徒を見ている先生たちは

「平均的な生徒」に対して何かするのは

難しいんじゃないかなと思います。

 

でも、「平均的な生徒」に分類される人数が

一番多いですよね。

だから、

なるべく多くの人により良いものを、と思ったら

「平均的な生徒」にとって良いものを設計することで

まず前提となる価値観や世界を変革し、

その上で必要ならトップとワーストをフォローする必要があるんです。

 

 

 

私自身がオンライン・ママ大学を設計する上で

迷っているポイントです。

「なるべく多くの人を幸せに」と考えると

つい、特に状況が恵まれない人のことを必要以上に意識したり、

または、超できる人に向けて設計しようとしたり、

というように考えがちな私です。

でも、どちらのことも全然わからなくて、上手くできないんだよね。

だから私はまず、自分の考える「平均の生徒像」を

ちゃんと明らかにしようと思いました。

「平均的なママ」って難しすぎます!

というかそんなのどこにもいません。

だからもっと狭めて行かなきゃいけない。

尊敬するDongshuoの一言で、ネクストステップが明らかに見えたのでした。

実はこれ、

Dongshuoが強調していたポイントじゃないんです。

たださらっと、話の流れで口にした1フレーズ。

妙に心に残って、この考察に至りました。

改めて、情熱のある人の言葉は人間を動かすなぁ、と。

私もそんな風になりたい!

執筆者:MIKA TANAKA