ママがプロであるためには。

大変光栄なことに、

「いつもプロだよね!」って尊敬している何人もの人が繰り返し言ってくれます。

尊敬している方々がそう言ってくれるのだから

きっとそう見える部分もあるのだと思う。嬉しい!

特に私の主戦場、オンライン会議室の画面上においては

できる限りプロでいようってこだわって仕事をしています。

 

 

ところでプロって何でしょうね?

 

 

プロフェッショナルを辞書で引くとこんな感じ。

[名]専門家。本職。プロ。⇔アマチュア
[形動]職業的、専門的であるさま。「プロフェッショナルな仕事振り」

 

 

 

専門的?本職?職業的?

私の考える「プロ」とはちょっと違います。

これからもっと知識や経験をつけて、辞書通りのプロになりたいですが

現時点では、「自分で責任を取ると決めている」のがプロだと思ってて。

いつもそう在りたいって思っています。

 

 

「なぜプロでいたいって拘るようになったんですか?」

と質問してくださった方がいて、

はて、なぜだっただろうか・・・と忘れていたのですが

私、「プロ感がない」って言われて心底傷ついた経験があるんですよね。

第一子出産後まで勤めていた会社で、

会社のすすめで子連れ出勤・子連れ勤務させてもらっていたのだけど

 

「あなたのせいでプロ感がなくなった。

そのプロ感のないイメージを払拭するために、

会社の窓に目隠しの黒いフィルムを貼りなさい」

 

って言われたことがあって。(振り返るとすごい、ドラマみたいだ・・・!)

ベビーシッターさんに月30万円とか払ってた頃ですね。

やむをえず預けられない日には子連れ出勤していたんですが。

でもその会社が悪いとは全く思ってないし

確かに、その頃の私はプロ感なんてなかったと思います。

 

 

窓に貼る目隠しのフィルムって薄くて

素人がやるとシワがたくさんできちゃうんです。

数日後に業者さんが来て、綺麗に貼っていきました。

私が自分で貼ったフィルムはあっさり剥がされて。

はぁ、自分の欠点のカバーさえ自分じゃできないんだなぁ、

会社に迷惑かけてばっかりだな、

私は何もできない上に、迷惑までかけて、生きてる価値が全くないな、

って本当に思ってた。

そして、フィルム事件から数週間後、退職しました。

(フィルムの一件が理由というわけではなく、

全体的に心身病んでいました)

 

 

時を経て、フィルム事件のことなんかすっかり忘れていた今日この頃、

今、人生で一番、「プロになりたい!」って思っています。

私の考える「プロ」って、1回なったらOK!みたいなものじゃなく

どんどん磨いていけるんです。

私の中の「プロ」の基本定義は「自分で責任を取ると決めている」なのですが、

ここからどんどん良くなっていける!

深く、高く、強いプロになる道筋が見えています。

というのも、

私の周りはプロばっかりだからです。

かっこいいなぁって思える人たちが身近にたくさんいることに

心から感謝しています。

この環境だって当たり前じゃありません。

どんな自分になれたら最高なのか、想像する材料すらない起業初期もありました。

今は、本当に最高です。

 

 

私自身がプロでいるため、プロを究めて行くため、

日々一番心を割いているのは子どもたちのことです。

ママたちって、

心の軸の置き方次第では

簡単にプロじゃなくなっちゃいます。

それが悪いとも思いません。

でも私が生きていきたい人生には

少なくとも今は「プロ」であることが重要です。

 

 

母になった私が、

周りにプロって思ってもらう生き方をするには

子どもがいない時期よりも少し多くの工夫や調整、

そしてときには、常識に囚われない選択が必要です。

 

 

カサカサ、パサパサ、ボロボロになるまで体力を使って

寝る間を惜しんで働くのは、

私にとっては全然良くないことなので。

心身の余裕がある状態で仕事ができなくちゃ嫌だし、

ニコニコ家のこともできる状態じゃなきゃダメです。

それでいて「プロを究める」っていう

とんでもない強欲な私ですが

なんか知りませんが全部しっかり手元にあります。

まだまだいけるなーっていう確信もあります。

 

 

「子どもがいない時期よりも少し多くの工夫や調整、

そしてときには、常識に囚われない選択が必要です。」

って書きました。

多くの母親たちは「工夫や調整」は十分頑張ってると思います。

何か満たされない部分があるのだとしたら

「常識に囚われない選択」を意識する必要があります。

私だって、まだまだカチコチの常識・一般・固定観念に

囚われることが多くて

自分自身にうんざりすることも多々あります。

でも1つ意識しているのは、

「上手く行っているママのぶっ飛んだ選択事例を集める」

ということです(笑)

 

 

例えば

◆ある有名女性起業家さんが、自分の睡眠を確保するために

夜の時間帯にベビーシッターを頼んでいた

(昼間仕事中にシッターさんを頼むのが一般的ですよね。

それを、自分のパフォーマンスアップのために

夜使っていた、という話に心底びっくり・・・!

すごい!さすがだ!!!って思いました。)

 

◆ある大企業のキャリアウーマンは、残業でも出張でもしっかり対応できるように

託児をお願いできる知り合いリスト(なんと約20人!)を作成し、

バリバリ働いていた

(同じマンションの人、親戚、ママ友などなど、リスト化するっていうのは

なるほど!!って思いました。

20人もいたら、誰かしら引き受けてくれると思う。

でもその20人とは普段から信頼関係を作っていないと頼めないので

とてもコミュニケーション力が高い人なんだろうなぁ〜。

リスト化っていう案はいただいた!!)

 

◆シリコンバレーの女性エンジニア(子ども3人)は大学の講義にも子どもをおぶって行った。

(私は子連れ出勤で失敗した過去があるものの、

上手くやっている人だっている!

誰もが認めるエンジニアの彼女が、常識に囚われず最高の仕事をしていた。)

 

 

などなど、とにかく事例を集めて

自分の選択の参考にしています。

注意点としては

「自分の気持ちに正直に決める」というのを外さないことですね。

その選択にも責任を持つ。

選択する瞬間から、プロであれ!

 

 

ママがプロであるためには?

少し多くの工夫と調整、

そして何より、常識に囚われない選択!!!

世界中の、プロでありたいママたちへ。

共に頑張りましょう〜!!!!!!!!!

執筆者:MIKA TANAKA