いつもお世話になっております。
こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいZoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。
2023年のZoomのアップデートにより、ブレイクアウトルームの最大作成数が50室から100室に増えたことをご存知でしょうか。これにより、より多くの参加者を小グループに分けることが可能になりました。しかし、多数のブレイクアウトルームを効果的に活用するには、事前の準備と便利な機能を知っておくことが重要です。今回は、ブレイクアウトルームの数と利用回数が多い場合でも、効率的に設定する方法をお伝えします。
ブレイクアウトルームの割り当て方法
ブレイクアウトルームへの参加者割り当ては、以下の3つの方法から選択できます。
1. 自動割り当て:Zoomが参加者を均等に各ルームに割り当てます。
2. 手動割り当て:ホストが各参加者を手動で各ルームに割り当てます。
3. 参加者に選ばせる:参加者自身がルームを選ぶことができます。
状況に応じて適切な割り当て方法を選択することで、スムーズなブレイクアウトルームの運営が可能です。
ブレイクアウトルームに参加可能な人数
ブレイクアウト ルームは現在、最大100室まで作成可能です。
(ルーム100まで作成できました)
各ブレイクアウト ルームの定員は、ミーティングの定員、作成したブレイクアウト ルームの数、また参加者が割り当てられたのがミーティング中、またはミーティング前なのかによって異なります。
(参考:Zoom Support)
Zoomのブレイクアウトルームに配置できる参加者の最大数は、ミーティングの全体的な参加者数に依存します。具体的には以下の通りです:
ブレイクアウト ルームの数 | ブレイクアウト ルームに割り当て可能な参加者の最大人数* |
ブレイクアウト ルーム 20 室 | 参加者最大 500 名 |
ブレイクアウト ルーム 30 室 | 参加者最大 400 名 |
ブレイクアウト ルーム 50 室 | 参加者最大 200 名 |
一覧表示されている最大定員を確保するには大規模ミーティング アドオンが必要です。 大規模ミーティング アドオンがない場合、参加者の最大数はミーティングの定員により制限されます。
(出典:Zoom Support)
参加者の移動と交換を活用
ブレイクアウトルームの回数が多かったり、参加人数が多かったりすると、誤って別の部屋に入れてしまうことも。そんなときは「移動」「交換」を使いましょう。ブレイクアウトルーム開室前でも開室中でも使用可能です。
1. 移動もしくは交換したい参加者にカーソルを合わせます。
2. 「移動先」もしくは「交換」をクリックします。
3.移動する参加者の行き先を選んで完了です。
事前割り当ての方法
ミーティング前に参加者のルームを決めておきたい場合は、事前割り当てが便利です。
ただし、事前割り当ては1つのミーティングにつき1セットしか保存できないので注意が必要です。また、事前に割り当てることができるのは、Zoom アカウントを持つ参加者のみです。Zoomアカウントを持っていない方のメールアドレスを設定しても割り当てられません。
1. Zoomウェブポータルでミーティングをスケジュールします。
2.ミーティング設定の「オプション」で「ブレイクアウトルームの事前割り当て」を有効にします。
3.「ルームを作成」をクリック。
・参加者のメールアドレスを入力して割り当てる方法:
ルームを追加し、add participantsに参加者のメールアドレスを追加します。
・CSVファイルのインポートして割り当てる方法:
テンプレートをダウンロードし、ルーム名にあわせて参加者のメールアドレスを入力。
↓
完成したファイルをアップロードします。
これで事前準備は完了です。
複数回のブレイクアウトを効率的に管理する方法
ミーティング中に何度もブレイクアウトルームの組み合わせを変える場合は、以下の方法が役立ちます。
・EXCELなどで参加者の名簿を作成し、グループ分けを管理。
・終了したブレイクアウトルームの組み合わせの欄は、終了したことが一目で分かるようにグレーなどの色を付けて表示するようにします。(テキスト入力より早いのでおすすめです)
・参加者に、Zoom上の名前の前にグループ名や記号を入れてもらう(例:「A_あ_1_山田太郎」など)。
こうすることで、参加者をスムーズにブレイクアウトルームに移動させることができます。
以上、ブレイクアウトルームの効率的な設定方法についてお届けしました。
100室のブレイクアウトルームを一度に使う機会は少ないかもしれませんが、柔軟なグループ分けが可能になったことで、より様々な使い方が可能になるはずです。
割り当て方法の選択やホストによるルーム間の移動など、これらの機能を活用して、効果的なブレイクアウトルームを運営してください。
それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!
※掲載内容は、記事作成時点のものです。Zoomのバージョンアップや使用デバイスによって、実際の画面や機能は異なる場合があります。ご了承ください。