いつもお世話になっております。
こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいZoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。
2024年6月17日のバージョン6.1.0アップデートにて、「最新共有タブ表示」についての記事をお届けしましたが、その際に確認できなかった「マルチ画面共有機能」をご紹介します。複数の画面を簡単に同時共有できるようになり、会議やプレゼンテーションで活用できそうです。
※記事作成時、バージョン6.1.5
マルチ画面共有の新機能
今回のアップデートで、1人の参加者が複数の画面を同時に共有することが可能になりました。例えば以下のような活用が簡単にできるようになります。
• ブラウザを表示しながらメモ帳を共有
• PowerPointを投影しながらメモ帳を表示
• 複数の画像を並べて比較
※前回ご紹介した「最新の共有タブを表示」機能については、こちらをご覧ください。
マルチ画面共有の具体的な操作手順
では、さっそく操作手順を見ていきましょう。
1. 共有したい画面やアプリケーションをすべて開く
2. Zoomのツールバーから「画面を共有」ボタンをクリック
3. Controlキー(Macの場合はCommandキー)を押しながら、共有したい画面を順番にクリック
4. すべての選択が完了したら「共有」ボタンをクリック
5. 共有開始後、各画面のサイズと配置を調整
(こんな感じで見た目を整えるといいですね!)
以前は複数画面の共有時、デスクトップ全体を表示せざるを得ず、意図しない情報が見える危険性がありました。しかしこの新機能を使えば、必要な画面のみを選んで共有できるので、プライバシーを守りながら効果的に情報共有ができます。
使用上の注意点
マルチ画面共有機能を使用する際には、いくつかの点に注意が必要です。
まず、同じ種類のコンテンツを複数選択する場合、例えば複数のGoogle Chromeウィンドウを選択すると、最後に選択したものだけが共有される可能性があります。
確認したところ、GoogleChromeとMicrosoft Edge画面も同時共有はできませんでした。
しかし、画像の同時共有は可能です。このあたりは、共有したい画面にて事前に確認しておくとよいでしょう。
また、この機能の効果は受信側のネットワーク環境やデバイスの性能に依存します。接続状況が悪い場合や、性能の低いデバイスを使用している参加者がいる場合、共有がスムーズに行われない可能性がありますのでご注意ください。
さらに、参加者全員のZoomクライアントが最新版でない場合、この新機能が正しく動作しない可能性があるため、会議前に全員のアプリケーションが最新版であることを確認することをおすすめします。
活用例
この新しいマルチ画面共有機能は、様々な場面で活用できそうです。
• プロジェクトレビュー:プレゼンテーションと詳細データを同時に表示
• 教育現場:講義スライドと演習問題を並べて表示
• デザインレビュー:複数のデザイン案を同時に比較
• ブレインストーミング:アイデアボードと参考資料を同時に共有
この新機能を活用することで、会議やプレゼンテーションの質を大幅に向上できるでしょう。
以上、今回はマルチ画面共有機能の強化についてお届けしました。
ぜひ、皆様の次回の会議で試してみてくださいね。
それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!
※掲載内容は、記事作成時点のものです。Zoomのバージョンアップや使用デバイスによって、実際の画面や機能は異なる場合があります。ご了承ください。