Zoomミーティングからライブストリーミングを行う方法(アカウント準備編)

いつもお世話になっております。
このページでは、私たちZoomオペレーターが日々のサポート経験から得た、有用なZoom機能や便利な情報をお届けしています。
今回は、Zoomミーティングを他のプラットフォームにライブ配信する方法についてご紹介します。

Zoomミーティングは便利なツールですが、様々な理由で全ての方が快適に参加できるとは限りません。会社のセキュリティポリシーによりZoomの使用が制限されていたり、自宅のインターネット環境が不安定で画面が固まったり音声が途切れたりすることがあります。また、使用しているデバイスの性能によっては、アプリケーションが正常に動作しないこともあるでしょう。

このような状況下では、参加者全員が円滑にミーティングに参加できない可能性があります。特に大規模なミーティングや、Zoom以外での配信を希望する声がある場合、代替手段を用意することが重要になってきます。

この問題を解決する一つの方法が、Zoomミーティングを他のプラットフォームに同時配信する機能です。この方法を活用することで、より多くの方々にミーティングの内容を届けることが可能になります。

今回の記事では、事前に必要なアカウントの準備についてお届けします。

※記事作成時、バージョン6.1.10

前提条件

まずは、Zoomミーティングから他のプラットフォームに同時配信するための条件について確認していきましょう。

・Zoomの有料アカウントが必要
・ライブストリーミングを行うには、アカウントを有料契約に切り替え、ライブストリーミングを有効にする必要がある
・配信先のアカウント作成と設定が必要(YouTubeでライブストリーミングを行う場合、YouTubeアカウントとZoomアカウントを連携する必要がある)

事前準備

1.WebブラウザでZoomにログインし、無料プランの場合は「アカウント管理」の「アカウントプロフィール」から有料プランにアップグレードする

2.「アカウント管理」の「アカウント設定」から「ミーティング」タブを選択し、「ミーティング内(詳細)」で「ミーティングのライブ ストリーミングを許可する」を有効にする

3. 配信先プラットフォームを選択する「カスタムライブストリーミングサービス」にもチェックを入れておきましょう。

Zoomの事前設定は以上です。次に配信先の設定を行います。

配信先の設定方法

YouTube

YouTubeライブを行うには、YouTubeチャンネルを作成する必要があります。チャンネル作成の手順は以下の通りです。

1.Googleアカウントにログインした状態でYouTubeにアクセス

2.右上のアカウントアイコンから「チャンネルを作成」を選択

3.チャンネル名を入力して「作成」をクリック


詳細は以下のリンク先をご参照ください。
YouTubeアカウント作成方法

YouTubeライブを初めて配信する場合は、配信開始までに最大24時間かかる場合があります。事前にテスト配信を行うなどして、すぐに開始できるか確認しましょう。


ライブ配信を初めて開始する場合、最大 24 時間かかることがあります。有効になっている場合は、すぐにライブ配信を開始できます。(出典:Zoom Support

Facebook

Facebookでライブ配信を行う際には、Facebookのアカウントが必要です。配信相手を限定する場合には事前にFacebookグループを作成する必要があります。グループ作成の手順は以下の通りです。

1.Facebookにログインし、ホーム画面左側のメニューから「グループ」を選択

2.「新しいグループを作成」をクリック

3.グループ名を入力し、プライバシー設定を選択して「作成」をクリック

個人アカウントから直接ライブ配信を行うこともできます。その場合はグループ作成は不要です。

▼詳細は以下のリンク先をご参照ください。
Facebookアカウント作成方法

これで事前準備が完了しました。

以上、今回は「Zoomミーティングからライブストリーミングを行う方法(準備編)」をお届けしました。

ライブストリーミング機能は、有料アカウントが必要であり、事前準備も必要ですが、Zoomミーティングの内容をより広く届けることができる画期的な機能です。参加者全員がZoomを快適に使用できない状況でも、この機能を活用することで、より多くの方々にミーティングの内容を届けることが可能になります。

次回は、実際のライブ配信を行う手順についてご説明いたします。

それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!



※掲載内容は、記事作成時点のものです。Zoomのバージョンアップや使用デバイスによって、実際の画面や機能は異なる場合があります。ご了承ください。

執筆者:MIKA TANAKA