細部にこだわりや理由を持てば、クレームは怖くない!

何か商品やサービスを提供している人は

 

その細部にこだわりや理由を持った方がいいと考えています。

 

例えば、英語のライティング(書く力)の授業のときに生徒さんたちに音読してもらうのには理由があります。

 

・英語のリズムを身につけてもらうこと

・発音もチェックして英語の総合力を上げること

 

など、誰でも想像しやすい理由があるのはもちろんのこと、

 

・集中力を高めるため

・その日の一人ひとりのテンションを把握するため

 

など、とにかく理由がたくさんあり、

 

その場に必要だと判断して行っているのです。

 

私は過度に緊張感を与えたくないので、

 

「どうしようかな〜音読してもらおうかな〜。やっぱり1分間の黙読にしましょう!」

 

などとふんわりした発言をしますが、

 

その日のクラスの雰囲気を見て判断して採用している方法なので

 

必ず理由があります。

 

音読させる理由があるのと同様に、

 

音読させない理由も必ずあります。

 

例えば、

 

・難しい単語がたくさん出ていて、音読でつまる人が多発しそうな場合。

→間違うのが恥ずかしいと感じる生徒さんが多い場合や、クラスの仲が深まっていない場合には、音読させません。

間違えてもいいからとにかく覚えたい!という人が多いときは音読してもらいます。

 

そして、例えばこの「音読」について

 

クレームが出たとします。しかもそのお客様、ちょっと怒っているとします。

 

「発音を教わってないのに音読させるなんてありえない。書ければいいと思ってライティングの授業を受講しているのだから、音読は不要だ!」

 

 

もし音読させることに大した理由がなければ

 

「すみませんでした!!!もう音読なんて絶対させませんので許してくださいっ!」

 

となってしまい、どんどんサービスの質が低下してしまうと思います。

 

クレームを入れてくれた、たった1人のお客様のために

 

その他のお客様が「良い」と思っているかもしれない部分を変更することになるんです。

 

そんなの!多くのお客様のためにも、事業を続けていく自分のためにもよくありません。

 

自分が音読させることに理由を持っていれば、

 

お客様の話をよく聞いた上で、自分が音読をしてもらっている理由を真摯に話し、理解してもらえるかもしれません。

 

理解してもらえずとも、

 

そのクレーマーの真意を掴みやすくなります。

 

音読には効能があると聞いてもやはり嫌だというのであれば、

 

音読が嫌というより、「みんなの前で音読を間違えてしまって恥ずかしい思いをしたのが嫌だった」とか

 

そういう「真のクレーム」みたいなのにたどり着きやすくなるのです。

 

真のクレームさえわかってしまえば、

 

それに対処する方法を考えて提示すればよいだけです。

 

間違えたときの自分のフォローが足りなかったから今後は注意しよう、と決意するもよし。

 

難しそうな単語は一度みんなで確認してから音読に入るようにします、とそのクレーマーさんに説明するもよし。

 

こうしてこだわりや理由をもってサービスを構築し、

 

意見や、時にはクレームも取り入れて改良していけば、

 

どんどんいいサービスになっていくと思いませんか?

 

私はこれからも、もっともっと細部にこだわりや理由を持って、

 

よりよいサービスを作り上げていきたいです!

 

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執筆者:MIKA TANAKA