「早く産みすぎたかもしれない」

25歳で第一子出産後、会社に復帰し、心身を病み、退職して27歳個人事業を始めて、地方に移住し、第二子出産し、会社を持った。今年30歳になったところ。

 

 

正直に言うと、「早く産みすぎたかもしれない」ってこれまで何度も思ってます。大卒で、(実は働きながら大学院にも3年通って中退)バリキャリ志向にしては25歳で出産っていうのは比較的早めです。

 

 

「そのときどき、最善を選んできました!」って胸を張って言いたいところですが、「そのときどき、何とか生き抜いてきました・・・!」というのが本当のところ。

 

 

「早く産みすぎたかもしれない」っていうのは大体弱気になっている時に思うのです。

もうちょっと企業や仕事で経験を積んでから子どもを持てば、もっと上手くやれたのではないか、とか思っちゃうこともある。なぜかというと、尊敬している子どものいる女性たちの多くが、20代では出産していないからです。

大体20代は死ぬほど仕事して、ある程度キャリアの礎や仕事の基礎力のようなものをを築いて、30代半ばにかけて結婚や出産をしている様子。(もちろん、20代で出産している方や、子どもが居ない女性の中にも尊敬している方がたくさんいるけど!)

 

 

 

確かに、子どもを持つことができて本当に幸せだと思っているし、第一子も、第二子も、振り返ってみれば、実はベストタイミングで授かったなぁ!って思います。

特に第二子に関しては、よーし、2人目!って思ったらポンっとすぐ授かりました。(これほんと)多分、私の準備ができるのを、どこかで待ってたんじゃないかと。

 

 

この話を書こうと思ったのは、その「早く産みすぎたかも」っていう思いを珍しく、そして久々に感じてしまったからです><

でも毎回この感覚になってから、すごくよく考えるんだけど、仮に私がこれまでのように直感に従って行き当たりばったりではなく、よ〜〜く調べて計画的に結婚・出産していたとしたらね、結婚も出産もできてなかったと思う。

だって私は怖がりだから、「準備ができてないから飛び込めないや」と考えて結婚も出産も後回しにしちゃってたはず。だから本当によかった、無鉄砲に(?)結婚して、出産して。今腕の中にいる2人の娘たちに会えて、良かった。

 

 

今日何かの話題で、「子どもを産むより育てる方がずっと重要」っていう意見を見たんです。個人的には産むのも育てるのと同じぐらい重要だと思っていて、「育てる方がずっと重要」なんて考えていたらそもそも怖くて産めないよなぁ、と。

子ども1人を育て上げるのに費用が何千万円かかるとか?3食正しく与え、親子の愛着が何とかだからなるべく一緒にいろとか?親になってからそういう話題を知った私ですが、事前に詳しく知ってたら間違いなく産まなかったね。大変すぎるでしょう。

1人ひとりが生みたいと思う時に生めるように社会の体制が整っていくことが重要だなぁと。

 

 

そういう意見を持つ私なので、産みたいと思ったときに産んだ、という事実は自分にとって素晴らしいことであって、誰かと比べて「早すぎた」なんて思うのは本当に馬鹿らしいのですよね。

弱気になるたびに、自分の決断を振り返り、「結局は全てが最善だった!ありがとう!!!」と言う気持ちに帰結します!!!

 

 

早めに出産したキャリア女性のサンプルになろう!!

 

 

それってとてもワクワクします。

みんなが同じような年齢で、同じようなステージで結婚・出産といったライフイベントを経験するはずがありません。特に今の時代はね!だから自分の感覚に正直に生きるよう努めることが大事なのだけど、やっぱり誰か同じような状況で上手くいっているサンプルを見ると私は励まされるので。

 

 

私も誰かにとっての、そんな存在になりたい!

執筆者:MIKA TANAKA