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前回の記事はこちら:
青森からリモートワークでITベンチャーにジョイン日記①インサイドセールスの可能性
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前回の記事はたくさんの人に読んでいただけたようで、
それも普段とは違う層の方にもご興味をいただけたようで嬉しかったです^^
文章で自分の思いや考えを表現するというのは、
通常業務をするときとは別の筋肉(?)が必要で
この1年あまり文章を書けなかったのは
2つの筋肉を切り替えるのが上手くできなかったからです。
(その代わり、どっぷり通常業務に浸かれたので
その面は少しパワーアップできたと思います!^^)
だけど私、やっぱりどっちもやりたい!
普段の業務も大事にしたいし、
個人としてこうして文章で発信していくこともしたいです。
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さて今回は「フルリモートは可能なのか?」というのを書いてみたいと思います。
まず、大前提として、
リモートワークでも出社しているのと同様にできることと、できないことがあります。
できないことをここでは「デメリット」として以下のように挙げてみます。
リモートワークのデメリット
①フィールド営業できない
会社からリモート(遠隔)にいるわけなので、
どこかに出向いて仕事をするのは難しいですね。
どうしてもFace to Faceが求められる商談や現場視察などにおいては
リモートワーカーは活躍できません。
例えばフィールド営業なんかは、頻繁に行くのは無理ですね。
②気軽に雑談できない
会社から離れた場所にいるわけなので、
隣の席の人に「ちょっとここ確認したいんですが・・・」とか
「髪切りました?」とか
そういう雑談をすることができません。
隣の席に同僚はいないわけなので・・・
③何をやっているか見えにくい
社内で同じ部屋にいれば、
「なんかPCに向かって打ち込んでるな~」とか
「電話してるな~」とか
「資料整理してるな~」とか
何となく何をしているかお互いに把握できるわけですが
リモートワークの場合、普通にしているとお互いの状況が見えません。
④一体感が出にくい
「大きな契約を受注したぞー!やったー!!」とか
「お誕生日おめでとう~!!」とか
「次のこのプロジェクト頑張ろう!おう!!」とか
そういう一体感がF2Fに比べて出にくいのがリモートワーク。
ここまで色々な難点をご紹介しましたが
デメリットも工夫次第で克服できる上、
リモートワークなしのときには考えられなかった可能性が次々と現れます。
上記のデメリットについて1つひとつご説明します。
デメリット→可能性!
①フィールド営業できない→制限が私の強み!
フィールド営業などの現場に行けないため
基本的にF2Fで案件を受注してこれない私ですが、
何とかリモートでも契約につながる動きがしたい・・・!と考えたことから
「インサイドセールス」に取り組むようになりました。
(前回の記事参照:https://pla-pi.com/2019/07/11/rwdiary1/)
これ、制限がなかったらやらなかったと思います。
普通にフィールドに出た方が手っ取り早いから。
まだインサイドセールスに取り組み始めて2ヶ月ほどですが
働いている私としては自分も案件を前に進められていることにやりがいを感じますし
フィールドに出ているみんなからも
「案件の確度が上がった」「受注までスムーズだった」等の声をもらっているので
今の方向で良さそう!という感覚でいます。
これからやり方をブラッシュアップし、
リモートワーカーが活躍できる形を模索したいと考えています。
まとめると、
フィールド営業できないのは一見デメリットのように見えますが
実は私の強みに変わりました!という話です^^
②気軽に雑談できない→Web会議室の有効活用で解決!
雑談できないのは大変な問題なのですが
問題だと気付くのに結構時間がかかりました。
雑談しなくても、仕事自体は進めることができるんですよね。
でも、期待されていることはこれでいいのか?とか
細かくて面倒な質問をしたいけど今テンション低くないかな・・・?とか。笑
コミュニケーションの面でもやっとすることが出てきます。
そこで解決策として、
Web会議室Zoomでのミーティングをこまめに導入しました。
Zoomを繋ぎっぱなしでお互いの顔を見て作業する時間を設けて
その場でチェックインとして週末にあったことをシェアしたり
ちょっとした疑問を解決したり。
私からUMUの各メンバーにお願いして
お茶する感覚でのミーティングをするのも増やしました。
もともと私はZoomを使ってオンライン講座を開いたりしていて
2015年末からヘビーユーザーなんですが
青森から都内企業UMUにリモートワークで参加してからというもの
ますます助けられております。
月2000円でフル機能が使えちゃうんだからすごい。
Zoomには本当に感謝しています。
Zoomのこと知りたい方はこちらの本をお読みください。
(私の事例も取り上げてもらってます~
そして著者の田原さんには大変お世話になっております。)
つまり、Web会議室(私の場合はZoom)を上手に取り入れることで
雑談の難は解決できます~
③何をやっているか見えにくい→こまめな記録でむしろ業務が可視化される!
確かにリモートワークは何をやっているか見えにくいです。
私自身、ぼーっとしてる時間も普通にありますし。
業務時間内に私が夕ご飯を作り洗濯機を回していることだってありますが
言わなきゃ誰にもバレません(笑)
会社側として心配なのは、
ちゃんと仕事してますか〜?サボってませんか〜?ということだと思うんですね。
そこをお互いに歩み寄る方法として、
「メールやチャット・日報で業務内容を報告する」
というのがUMUではとても効果を上げていると思います。
一例としてコミュニケーションツールとしてSlackの使用例を紹介します。
UMUのSlackではその日優先することの宣言や日報を
全員分見られるようになっていて、そこで色々把握しています。
六本木チームにとっても大事な場ですが
特にリモートの私にとっては仕事の命綱とも言えるのが
このSlack、そしてメールです。
案件について不明なことが出てきたら
メールやSlackで検索をかけて遡って確認します。
会社側が監視を辞めて自律を促し、
リモートワーカーがそれに応えていけると、
出社を強制するよりむしろ業務が可視化され、いい状態になります。
メールやSlackでは意識してコミュニケーションするようにしています。
④一体感が出にくい→とにかくこまめにリアクション!
UMUのSlackをみんなに見てほしい!と思うぐらい、
活発で、こまめにお互いにリアクションし合っています。
スタンプを押したり、返信したり。
チャット文化で気軽に話しかけ、気軽にアイディアを出し、
気軽に議論し、サクサク仕事を進めています。
確かにF2Fと同じような熱量をリモートワークで出すのは難しいですが、
このオンライン上のこまめなやりとりは
明らかに「連帯感」を生んでいます。
みんなでワイワイやるのが好き!という人には物足りないかもしれませんが
私はそもそもそういうのが得意じゃないので
リモートワークのこの連帯感がとても心地よいです。
結論:フルリモートは可能!でも。
色々とやり方を試行錯誤することで、問題なく仕事を進めることができており、
「UMUの田中さんは青森に住んでるらしいよ」という注目してもらいやすい事実も押し出せますし
フルリモートでの仕事は可能!というのが私の今の感想です。
しかし!
私にとって、フルリモートは可能だけどベストじゃないです。
だって、たまにはチームのみんなにFace to Faceで会いたいですもん。
もう、それが全てですね。
何時間もPC前に座ってクリエイティブな仕事ができるタイプの人は
フルリモートでも何ら問題ないのだと思うのですが
私自身はずっとPC前にいると飽きるし疲れちゃうし、
そもそもテクノロジーが得意なわけじゃないので
PC前からだけだと、自分の力を発揮しきれません。
リモートワークが上手くいっている会社の職種で多いのは
エンジニア・プログラマー・WebデザイナーなどのIT技術職が活躍する会社ですね。
例えば最近よくTVなどでも取り上げられており
私も数年前からご活躍に注目しているソニックガーデンさんなど。
リモート組織の運営に関して、どの職種にも通じる部分は確実にあるので
めちゃくちゃ参考にさせていただいているのですが、
(「ザッソウ」とか「1on1」とか真似してます)
同時に、IT技術職じゃない人たちがリモートで組織を運営する場合
また少し違った工夫が必要だなぁと思っています。
だってIT技術職の方々とは違い、
PC前にず~~っと座りっぱなしで何かを作り上げるとか、
つらいんですもん。。。
組織の、もしくは個人個人の働き方を考える上で、
リモートワークはぜひ取り入れるべきだと思います。
工夫次第では、フルリモートだって可能!
だけど、考えるべきは、
本当にフルリモートワークにしたいのか?という点です。
少なくとも私にとって
F2Fで時間を共有することはとても重要なので
これからもたくさん出張したいと思っています。
(実は今日も仕事で博多におります)
人によっては、状況的にフルリモートじゃなきゃ無理!ということもあると思います。
介護とか、病気とか、育児などで。
リモートなら大好きな仕事を続けられる!って思える人にとっては
フルリモートは大正解ですよね!
このリモートワークの最適な比率というのは、
個人の状況や感覚によって大分異なると思いますので
個人の最高と会社の最高を擦り合わせることが重要です。
以上、道半ばではありますが
ここまで1年強、リモートワークで都会のITベンチャーに参加してきた私の
リモートワークに対する感想でした^^