【Zoom運用】ブラウザから参加したらどうなる?を参加者目線でやってみた

いつもお世話になっております。
こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいzoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。

今回は、Zoomにブラウザから参加したらどのような画面になるのか、を見ていきたいと思います。普段私たちはアプリでZoomを運営しており、また、Zoom自体もアプリを推奨しております。しかし、会社のセキュリティ対策上、アプリを使用できない参加者やアプリの存在を知らずにイベントやセミナーに参加してくる方もいらっしゃるかと思います。

ブラウザで参加したときにどのような画面になるのか、を一緒に見ていければと思います。

※記事作成時、バージョン5.14.6

参加するまでの手順が増える

まずは、Zoomへの参加方法について。方法は2通りあります。
URLをクリックする方法であれば、それほど違いはありませんが、IDとパスワードを入力する場合は、アプリ版より手順が増えます。

ここでは、「ミーティングIDとパスワードを入力する方法」をご紹介します。

ミーティングIDとパスワードを入力する方法(Google Chrome)

1.join.zoom.us にアクセスする

2.ホスト / 主催者から提供されたミーティング ID を入力



3.[参加] をクリック

4.「Zoom Meetingsを開きますか?」という画面が表示されますが、「キャンセル」をクリック

5.「ブラウザから参加してください」をクリック



6.パスコードと名前を入力し、「参加」をクリック



7.接続。ネットワーク環境や使用デバイスにより時間がかかる場合があります。



8.参加できました

※Safari、Microsoft Edge または Internet Explorer、Mozilla Firefoxでの参加方法は以下のZoomサポートページよりご覧ください。

(出典 Zoomサポート

ツールバーの選択肢が減少

さて、無事接続できましたので実際の画面を見ていきましょう。

画面下にあるツールバーが、アプリ版より少ないですね。

(アプリ画面)

そして、なにか機能が隠れていそうな右端にある「更なる情報」をクリックしても、出てくるのは「着信ビデオを停止」のみ。(着信ビデオの停止:自分以外の画面をオフにする機能。ネットワークの使用を制限したり、光に敏感な方の刺激をおさえることが目的です)

次に、「更なる情報」の左にある「設定」をクリックしてみましょう。

アプリ版と比べて、かなり少ないですね。見た目もシンプルです。


そして最近、大きく変わった機能といえばアバター。顔を出したくないときに使える機能として便利ですが、こちらも「ビデオを開始する」ボタン横には選択肢は出てきません。

また、自分の画面「…」より選択できる機能にも差があります。





チャット、画面共有でできないことがある

ここまで見ていただくと、ブラウザ版ではZoomに参加する最低限の機能は備わっていますが、最新の機能や+αの機能は入っていない状態ということが伝わるかなと思います。

(今後、機能拡充がある可能性はあります)

チャットも数カ月前のアップデートにより、文字の大きさやチャットに対するリアクションができるようになるなど便利になりましたが、ブラウザ版ではそれらの機能はありません。

(ブラウザ版:テキストを入れて送信する機能のみ。絵文字は送信可能)

また、アプリ版だと自分の画面の「…」をクリックすると様々な機能を使えますが、


ブラウザ版だと、
①ビデオのオン/オフ
②名前の変更
③ピンの追加
④ビデオ利用していない参加者を隠す
⑤セルフビュー非表示
のみなのです。


また、画面共有についても差があることがわかりました。

参加者側が画面共有する際、アプリ版だと

(アプリ版)

画面に加えて、ホワイトボード、iPhone/iPadなどおなじみの機能の共有が可能ですが、

ブラウザ版だと、


ブラウザ、ウィンドウ、画面全体のみ。ホワイトボードやiPhone/iPadの共有はありません。

また、画面共有をされた側の場合もアプリ版では書き込みができますが、

ブラウザ版では、

鉛筆マークが表示されるものの、書き込むことはできません。

ちょっと便利!参加者一覧からダイレクトチャットできる

ここまでご説明すると、よくない点ばかり目立ってしまいますが、アプリ版にはない機能がありました。

「参加者」をクリックし、「更なる情報」をクリックすると、チャットを選ぶだけでダイレクトメッセージを送信できるのです。



アプリ版だと、ピンのみ可能です。


(アプリ版では、参加者→ピンの選択のみです)

すべてはご紹介できませんが、ブラウザ版だと画面共有時の書き込み、チャットへのリアクションができないため、アプリ版を基準とした形で運営する場合は注意が必要です。

また、これは筆者の雑感ですが、アプリ版よりもブラウザ版のほうが動きが遅く感じられました。参加者が多い場合やブラウザ参加者のネットワーク環境によってはカクカクしたり、遅くなったりということもあるかもしれません。

とはいえ、基本的な機能は使用できるので、もしブラウザ参加者がいた場合には、運営に支障のない範囲で参加しやすい環境を整えたいものですね。

以上、今回は「Zoomにブラウザから参加したらどのような画面になるのか」をみなさんと一緒に見ていきました。

可能な限りアプリ版をご利用いただき、参加者全員が同じ環境で参加できる環境を目指したいですね。

それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!

※こちらで紹介する内容は、掲載当時のものです。Zoomのバージョンアップ、使用デバイスなどにより、実際の画面と異なる場合があります。ご了承ください。




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執筆者:MIKA TANAKA