【Zoom運用】最新アップデート:「画面共有プレゼンターレイアウト」でプレゼンテーションを魅力的に演出!

いつもお世話になっております。

こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいZoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。

今回は、先日アップデートされた情報から「画面共有プレゼンターレイアウト」についてお届けします。

プレゼンテーション中に自分の画面と共有画面を融合させ、より魅力的な画面を演出できるようになりました。本記事では、この新機能の使い方とメリット、さらに画面共有中にポインターを出す方法について詳しく解説します。

※バージョン5.17.5

画面共有プレゼンターレイアウト

画面共有は、ミーティング中に自身が共有したいファイルや画面をZoom上に表示し、参加者と共有ができる便利なツール。Zoomを使い始めた当時、なんだこの機能は! と多くのユーザーにとって新鮮で驚きのある体験でした。
今回はその画面共有機能にアップデートが入りました。どのように変化したのか見ていきましょう。

アップデート前後の比較

以前のZoomでは通常の画面共有の場合、画面と画面共有した人の画面が2つに分かれる仕様になっており、自分が画面共有に組み込まれるようなプレゼンテーションを実現するためには、パワーポイントのような外部ツールへの依存が避けられませんでした。

また、この画面共有では画面と同時に音声共有も可能ですが、音声共有の設定はユーザーにとって分かりにくい位置にあり、その存在に気づかずに設定し直すなどの多少の手間もあったかと思います。

(以前は「詳細」タブからパワーポイントをバーチャル背景にする必要がありました)

しかし今回のアップデートで、これらの課題が大きく改善されました。Zoom内で直接、プレゼンターを画面共有に取り込む形式を簡単に実現できるようになったのです。

さらに、音声共有の設定がレイアウト選択の近くに配置されたことで、ユーザーは直感的にかつスムーズにこれらの設定を行えるようになりました。

機能の使い方

Zoomをアップデートし、ミーティング中に画面共有を開始すると、この機能が利用可能になります。自身と共有コンテンツを組み合わせた様々な表示スタイルを選択できますので、ぜひ試してみてください。

例えば、プレゼンターがコンテンツの前に立つように配置したり、コンテンツをプレゼンターの肩越しに表示させたりすることができます。

▼左側:従来の画面共有と同様のもの

(画面共有者の画面)

(左側:従来の画面共有と同様のもの「参加者画面」)

▼左から2番目:画面の中に自身が入る

(画面共有者の画面)

(左から2番目:画面の中に自身が入る「参加者画面」)

▼右から2番目:背景の壁紙を変更できる

(画面共有者の画面)

(右から2番目:背景の壁紙を変更できる「参加者画面」)

▼右側:共有者画面と共有画面が並列になり、壁紙変更可能

(画面共有者の画面)

この新機能は、教育セッション、ビジネスミーティング、オンラインイベントなど、さまざまなシーンで活用できます。プレゼンターとコンテンツを効果的に組み合わせることで、視聴者の注意を引きつけ、情報をより鮮明に伝えることが可能になります。

バーチャル背景を使用していても、真ん中2つのレイアウトでは、画面共有時に背景が自動で黒に変換されるようになったのはうれしいポイントですね。

また、サウンド共有の設定がレイアウトの画面設定のすぐ下に配置されたことで、チェックの入れ忘れを防ぐことができます。以前はこのオプションが左下にあったため、チェックを入れ忘れが発生し、動画を最初から再生するなど、少し手間がかかることがありました。

その結果、Zoomはさらに便利で使いやすくなりました。このようなアップデートは、ユーザーにとって非常に嬉しい改善ですね。

画面共有時のポインター活用

画面共有機能の向上により、説明がよりしやすくなりました。この画面共有機能に合わせて使っていきたいのが、ポインター機能です。

画面共有中に注釈ツールバーから「スポットライト」を選択することで、特定のポイントを強調できます。効果的に誘導し、参加者を置いてけぼりにする心配が軽減され、特に、複雑なグラフや図を説明する際に便利です。

以上、今回は「画面共有プレゼンターレイアウト」とポインター機能についてお届けしました。これらの新機能を理解し活用することで、オンラインでのコミュニケーションがより豊かで効果的なものになることでしょう。

今後も、Zoomの新機能や有益な情報をお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

それでは、皆様のZoomライフがより充実したものになりますように!

※掲載内容は、記事作成時点のものです。Zoomのバージョンアップや使用デバイスによって、実際の画面や機能は異なる場合がありますので、ご了承ください。

執筆者:MIKA TANAKA