【Zoom運用】Zoomホワイトボードの新機能!ホワイトボードのアイデア生成AI

いつもお世話になっております。

こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいZoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。

ZoomのホワイトボードにAIコンパニオン機能が追加され、アイデア発想がさらに効率的になりました。今回は、このAIコンパニオン機能の特徴と使い方、活用シーンについて詳しく見ていきます。
※記事作成時、バージョン5.17.11

目次

AIコンパニオンによるホワイトボード機能とは

AIコンパニオンによるホワイトボード機能は、ユーザーがホワイトボードに入力したトピックに関連するアイデアを自動生成する機能です。

AIが多様な視点からアイデアを提示することで、新たな観点からの議論を促進します。

現在、さまざまな生成系AIが登場し、すでに利用されている方も多いかと思います。

まず気になるのは、セキュリティ面ですよね。

ZoomのAI Companionについても、セキュリティに関してはこれまでのZoomの使い方や他の生成系AIと同様の注意が必要です。機密情報を扱う際は、利用は控えるようにしましょう。

AI Companion のプライバシーとセキュリティについては、以下のページ中ほどに記載がありますので、ご確認ください。

▼AI Companion のプライバシーとセキュリティ

https://www.zoom.com/ja/ai-assistant/

実際の使い方

それでは実際の画面を見ていただきながら、機能についてご説明します。

AIコンパニオンを使ってアイデアを生成するには、以下の手順を踏みます。

1.ホワイトボードを起動後、左下の「✧」マークをクリック。

2. トピックを入力し、紙飛行機マークをクリック。

3.アイデアが生成されます。

初回は上記の画面で英語表示になる場合があります。

その際は以下のように「テーマ(スペース)日本語」と入力すると、日本語で表示されます。

広げたりまとめたり。使い方が広がる。

AIコンパニオンは、様々なシーンでアイデア発想を手伝ってくれます。

アイデアの拡張

ブレインストーミングや個人のアイデア出しにおいて、AIコンパニオンを活用することで、アイデアの幅を広げることができます。自分では思いつかなかった観点からのアイデアが、AIによって提示されるかもしれません。これにより、自由な発想が可能になります。

アイデアを増やしたい場合は、「さらに追加」をクリック。

追加されました。

テキストや色の変更、付箋の位置移動も可能です。

付箋ごとに投票することも可能。

上下▲▼をクリックし、

賛成か反対かを選択します。

さらに、同じアイデアを追加することも可能です。

付箋を選択した状態で「✧」ボタンをクリックすると、関連するアイデアを自動的に追加生成します。

もちろん、自分で付箋を追加することも可能です。

自身のアイデアと、AIコンパニオンが生成したアイデアをミックスすることで、よりアイデアが生まれたり広がったりするでしょう。

アイデアのグルーピング

AIコンパニオンが生成したアイデアを、ユーザーが自由にグループ化することで、アイデアの構造化が容易になります。(画像)関連するアイデアを近づけたり、矢印で結んだりすることで、アイデア同士の関係性を明確にできます。これは、複雑な問題の解決や、新しいコンセプトの創出に役立ちます。

アイデア同士をグループ化します。

グループ化によって、アイデアの全体像が見えてきます。

重複しているものを削除したり、新たなアイデアを追加したりすることで、さらに議論が活発になりそうです。また、どのアイデアを中心に議論を進めていくべきかといった点が明らかになります。自分とAIコンパニオンでアイデアの深堀りを進めてもよさそうですね。

ただし、現状、グループ名は英語表記になりますので、日本語表記にする場合は自分で編集する必要があります。このあたりは、今後の対応に期待したいところです。

以上、今回はAIコンパニオンが連携されたホワイトボード機能についてお届けしました。

AIコンパニオンを活用することで、また新たなZoomの使い方ができるのではないでしょうか。ぜひ、皆さんもAIコンパニオンを使ってみてください。

それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!

※掲載内容は、記事作成時点のものです。Zoomのバージョンアップや使用デバイスによって、実際の画面や機能は異なる場合があります。ご了承ください。

執筆者:MIKA TANAKA