【Zoom運用】参加者をフォローする便利機能。フォーカスモードと字幕機能

いつもお世話になっております。
こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいzoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。
今回は、参加者の集中力を上げるフォーカスモードと、音が聞こえにくい環境にいる参加者のサポートとなる字幕機能をご紹介します。

※記事作成時、バージョン5.15.7

フォーカスモードで集中できる環境に

学びの機会においてZoomを使用する場合、個人作業を設ける場合が多いかと思います。
個人作業後にはグループディスカッションを行ったり、発表したりする場面もあるかもしれません。
パソコンでZoomに参加しながら、パソコンで作業したり考えた内容をメモしたり。そんなとき、たくさんの人の顔が映っている画面があると気になりますよね。

ここで便利なのが、フォーカスモードです。

フォーカス モードは、デジタルな学習環境を念頭に設計されており、学生は他の参加者やその作業に気を取られることなく、監督の下で集中力を保ったり、自分の作業に取り組んだりすることができます。 この機能により、ホストと共同ホストは、他の参加者が互いの姿を見ることなく、すべての参加者のビデオを確認することができます。 この機能は画面共有にまで及びます。ホストと共同ホストは、各参加者の共有画面を表示して、切り替えることができるのに対し、参加者には自分のコンテンツしか表示されません。

(出典:Zoomサポート

つまり参加者の画面には、

・自分

・ホストや共同ホスト

・共有された画面

・スポットライトされた画面

以外は表示されません。

そのため、自分の作業に集中することができるのです。

では、設定方法を見ていきましょう。

①ホストアカウントにて、Zoom Webポータル(Web版)にログインします。

②「アカウント管理」から「アカウント設定」をクリック。(ログインしたアカウントすべてに設定を反映します。個人への設定の場合は、「個人」→「設定」から行います)

③「ミーティング」タブをクリック。

④「ミーティング(詳細)」にて「フォーカスモード」をオンにします。

ちなみに、「スケジュールするときにフォーカス モードを有効にすることをホストに許可します」をオンにすると、ミーティングをスケジュール予約する際にフォーカスモードが有効となり、Zoomを開始後からフォーカスモードが自動で開始されます。

授業のような場面で利用するとよさそうですね。

以上で設定は完了です。

では、実際にZoom開始後の画面を見てみましょう。

①画面右下にある「…(詳細)」をクリック。

②「開始」をクリック。

フォーカスモードが設定されると、参加者の画面には他の参加者の画面は表示されず、ホストが表示されます。

③終了する際には同じく「…(詳細)」より、「フォーカスモードを停止」をクリック。

自動字幕をつける方法

次に、参加者の環境をサポートする機能のひとつ、字幕についてご紹介します。

字幕機能は以前から機能として装備されていましたが、日本語字幕が弱いなど若干不安定さが残っていました。

しかし、最近では少々早口でも字幕がしっかり表示されるようになりましたので、改めてご紹介いたします。

字幕機能を使う場面についてはすでに様々なサイトなどで紹介されていますので、ここでは設定についてご案内します。

まずは前提条件があるので、確認しておきましょう。

ホストまたは管理者が手動字幕を無効にして自動字幕を有効にした場合、バージョン 5.9.0 より古いクライアントを使用しているユーザーは、自動字幕(ライブ文字起こし)を表示できません。 バージョン 5.9.0 以降を利用しているユーザーはすべて、ホストがバージョン 5.9.0 以降を使用しており、ミーティング内でライブ文字起こしを有効にしている場合に、自動字幕を表示したり使用することができます。

(出典:Zoomサポート

①ホストアカウントにて、Zoom Webポータル(Web版)にログインします。

②「アカウント管理」から「アカウント設定」をクリック。(ログインしたアカウントすべてに設定を反映します。個人への設定の場合は、「個人」→「設定」から行います)

③「ミーティング」タブをクリック。

④「ミーティング(詳細)」にて、「自動字幕」をオンにする。

④「有効にする」をクリックして、完了です。

では、Zoomミーティングにて確認してみましょう。

①「字幕を表示」をクリックし、「保存」をクリック。

②字幕を有効にしたことがホストにも通知されます。

③数秒後、字幕が表示されます。

今回この画像を保存する際には筆者のみで行ったため、YouTubeの音声を流して字幕を表示させました。ハウリングしておりましたが、それでも字幕が表示されています。

また、参加者としてZoomに参加した際には、以前と比べてかなり機能が向上していると感じました。

なお、「翻訳」をする場合には、Zoom One ビジネスプラス アカウント、または Zoom One エンタープライズ プラス アカウント、あるいは Zoom 翻訳版字幕アドオン*を割り当てられている必要があります。以下のZoomサポートページをご覧ください。

(出典:Zoomサポート

以上、今回は「フォーカスモード」と「字幕機能」についてお届けしました。

大人数参加でも集中できるフォーカスモード、全員には不要かもしれないけれど必要な人にとっては重要な機能である自動字幕機能。いずれも、あらゆる人が限りある時間で多くの学びを得るため、そして不安なく参加するためにとても大切な機能だと思います。

必要な場面がありましたら、ぜひ使ってみてくださいね。

それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!

※こちらで紹介する内容は、掲載当時のものです。Zoomのバージョンアップ、使用デバイスなどにより、実際の画面と異なる場合があります。ご了承ください。




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執筆者:MIKA TANAKA