【Zoom運用】音質を向上させるZoomオーディオ設定

いつもお世話になっております。

こちらは、私たちZoomオペレーターが日々のサポートから、お伝えしたいzoom機能やちょっとした情報をお伝えしていくページです。

今回は、オーディオ設定について。Zoomが自動でノイズ抑制をしてくれているのはみなさんご存知かとは思いますが、最近では、状況に合わせた設定も可能になっています。どのような設定があるのかご紹介したいと思います。

※記事作成時、バージョン5.15.12

目次

オーディオ設定はデスクトップクライアント(アプリ)から

まずはオーディオ設定画面について見ていきましょう。

デスクトップクライアント(アプリ版)を開き、設定(歯車マーク)をクリック。

「オーディオ」を選びます。

今回見ていくのが「オーディオプロフィール」です。

基本的には「Zoomバックグラウンドノイズ除去」を選択し、「自動」にチェックが入っていれば問題ありません。

状況に合わせてバックグラウンド ノイズ抑制のレベルを調整することもできます。
雑音の多いオフィス環境で働くときは強めのノイズ抑制が必要ですが、静かなスタジオで働くときは弱めのノイズ抑制で十分です。

(出典:Zoomサポート

カフェなどで打ち合わせに参加する場合は、バックグラウンドノイズ抑制を「高」にするとよいでしょう。

より状況にあわせた設定を行うには

では今回のメインとなる設定を見ていきましょう。

①パーソナライズされたオーディオ分離

「マイク付きヘッドセットに推奨」とあるこの設定。

先日、耳にした事例を紹介します。ヘッドセットを使用した講師がZoomのオンラインセミナーに登壇したところ、音声が参加者に届かない事例がありました。
インターネット回線、オーディオ接続、マイクの設定に問題がなくたどり着いたのが「パーソナライズされたオーディオ分離」。ここにチェックを入れることで、無事、セミナーを円滑に進めることができたようです。

この設定は最近になって導入されたものなので、使用機材を変更した場合やいつもと違う環境でZoomに参加する場合に、音声においてトラブルが発生した際には確認しておくとよいでしょう。

②ミュージシャン用のオリジナルサウンド

こちらは、以前「【Zoom運用】ベルの音、部屋でかかっている音楽をZoomで届ける方法」の記事でもご紹介しましたが、その場で聞こえている音をZoomを通してそのまま届ける設定です。

オンラインセミナーで時間管理をするためのベルを鳴らしたり、Zoomで音楽を届ける際にも使用できます。

基本的には「高忠実度音楽モード」「エコー除去」にチェックが入っていれば問題ありませんが、Zoomの音声をアプリ(音声変換ソフトなど)を通して届ける場合などの際には、「エコー除去」をしないと音声が届かない場合もあります。

事前に、別の場所にいるスタッフと確認しておきましょう。

③ライブパフォーマンスオーディオ

最後に、BETA版となっているこの機能。

「異なる場所の複数の音楽または音声に推奨」と記載されています。

こちらは筆者にて試すことはできませんでしたが、

「ミュージシャンが個別のZoomクライアントを使用しているときに、ライブパフォーマンス中のオーディオラグを減らします。高速インターネットが必要です。低速では通話品質が大幅に低下します」とのこと。

今となってはリアルで集まるのが日常になりつつありますが、この数年でオンラインで知り合った方も多いかと思います。距離があり、高頻度で集まるのが難しい場合には、この機能を使うことでリハーサルができるかもしれませんね。

以上、今回は「オーディオ設定について」についてお届けしました。

ヘッドセットやBluetoothイヤホン、集音マイクなど、この数年でさまざまなオーディオ機器が登場しました。Zoomはいずれにも対応していますが、音質向上、スムーズなコミュニケーションを実現するために、アプリのアップデートやオーディオ機器を変更した場合には事前に確認しておきましょう。

それでは、みなさんのZoomライフがよりよいものになりますように!

※こちらで紹介する内容は、掲載当時のものです。Zoomのバージョンアップ、使用デバイスなどにより、実際の画面と異なる場合があります。ご了承ください。




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執筆者:MIKA TANAKA