シンガポール出張日記④最終:私の自己実現欲求。

シンガポール出張日記シリーズ

シンガポール出張日記①準備編:子どもを置いて初めての出張。即始めたのは英会話とエステ(!?)

シンガポール出張日記②空港・機内編:私の人生は誰かの力でできてきた

シンガポール出張日記③プレゼン当日編:私は母親じゃなくても私なのか?

シンガポール出張日記④最終:私の自己実現欲求。

===========================

私は小学校3年生で父が亡くなった頃から

セルフイメージが低いというか

いつも何をしていても不安を感じている人間でした。

 

不安だから努力して、

努力の結果、力がついて、

そのことについては自信がある、

でも何を身につけても不安。

 

私には価値がないんじゃないか、という恐怖感と共に生きて来ました。

紆余曲折を経て起業してからというもの

この無価値感を覆すように思考を変える努力をして来ました。

でも何十年も無価値感と一緒に生きて来たんだから

そんなすぐに変わるものでもなく

ふと状況が悪くなったときには

「あぁやっぱり私はダメなんだ。価値がないんだ。」

って思うこともありました。

 

だけど本当にここ1,2年ですが、

やっとその無価値感を手放すことができてきたように思うんです。

そして今回久々の海外で実感しました。

 

あ、私大丈夫だわ。

 

って腑に落ちたんです。

私は高2、大学2〜3年と

アメリカやヨーロッパ各国に1人で行ったことがありますが

いつも何かを怖いと感じていたし、

出会う全ての人が自分とは違うハイレベルな人類のように感じていましいました(笑)

まぁこれは国内でも同じ感覚だったんだけど

海外に行くと顕著で、

全人類に対して劣等感を感じていました。

でも今回、

そういう劣等感は一切感じなかった。

はじめて世界が現実的なものとして見えました。

自分は地域の中、日本の中で生きている人間だ、

それと同時に、地球で生きている人間だ、

ってスッとわかった。

無価値感に悩んだことがない方には

なかなか伝わらない感覚かもしれないのですが、

やっとコアの「安心」状態に入れたように思いました。

 

今回ビックリしたんだけど

本当に何も怖くなくて!

例えばこれまでだと、機内のCAさんが怖かったのです!笑

CAさんってみんな美しくて、もちろん仕事もできて、

キラキラしていますよね。

そうすると、

美しくなくて仕事もできなくて地味〜な私は

勝手に劣等感に襲われ・・・

なぜか怖いって感じてしまっていたのです。

今回気づいたけど、CAさんも普通の人間だったよ。(当たり前ですね。笑)

 

自分が無価値感から来る劣等感や恐怖感を脱したのだと気付いて

次に何を考え始めたかというと、

私にしかできない仕事をしたい!って気持ちになってきました。

これまでどんな仕事をしていても、

私じゃない人がやったらたぶんすごく簡単に良くできるんだろうという謎の思いがありました。

だから、やるのは私じゃなくてもいいのに、

私がやりたいからそれをやらせてもらってる、という気持ちだった。

いつもありがたいなぁって思っていました。

そろそろそのフェーズが終わるんだなぁって感じました。

これからは私にしかできない仕事を、

私がやるからこそ最高になる仕事をしたい!って欲が出て来ました。

マズローの欲求段階説によると

 

自己実現欲求

承認欲求

社会的欲求

安全欲求

生理的欲求

 

ってなっていますが

これはまさに、

自己実現欲求なのではないかと思っています。

 

これからの自分の人生が楽しみで仕方ない。

そう思えることが本当に嬉しいです。

感謝しかない!

 

さて、これでシンガポール出張記は終了です。

今年はたくさん海外に行こう。

泊りがけで自分の時間も作ろう。

そして、私にしかできない仕事を、さっさとやろう。

 

 

さて今回シンガポールでは

プレゼンの準備が心配すぎて

マーライオンを見る余裕すらなかったんですが、笑

素敵なホテルや美しい街並みにとっても感動したので

写真を載せておきます。

 

 

 

 

Fin.

 

執筆者:MIKA TANAKA